防犯カメラの選び方 IPカメラ(ネットワークカメラ)を導入するメリット

防犯カメラ市場において、IPカメラ(ネットワークカメラ)は年々普及が広まっています。

 

その理由として、IPカメラの機能性・効果の高さが挙げられます。

 

第一に、IPカメラは高画素の映像を提供できるものが多く存在する事です。

 

IPカメラは映像や音声をデジタル信号で送ることが出来ます。デジタル信号は圧縮された形で伝送されるため、アナログ信号よりもより多くのデータを送ることができるという特性があり、高画素の映像であっても防犯カメラとして運用できるというメリットがあります。IPカメラはメガピクセル、すなわち100万画素を超える有効画素数を持つものも多くあり、防犯カメラシステムにおいて、録画映像を後々活用する際に鮮明な画像が必要な場合などに導入されるケースが多くあります。

 

第二に、設置・増設が簡単である事です。

 

IPカメラはネットワーク上に設置する事で防犯カメラシステムとして機能しますが、その設置に際してはPoE (Power of Ethernet)HUBを介してLANケーブルでネットワークに接続するだけです。電源の供給も映像信号・音声信号・パンチルトズームカメラでの制御信号の伝送もLANケーブル1本で出来るので配線が少なく済み、工事も簡単に済みます。
設置コストが低く抑えられ、増設する際も簡単な工事で済むのです。

 

第三に、デジタル信号処理の特性として、映像を圧縮したり、1秒当たりの映像のコマ数を変更できたり、と様々な機能を持つ製品が多く販売されていることです。設置方法を検討すれば、インターネットを介した遠隔監視が可能な機種も販売されており、実現したいシステムを構築する上でIPカメラを導入する事が必須である場合もあります。

 

製品の単価だけを考えると、アナログカメラの方が一般的にはコストを抑える事ができますが、防犯システムの導入目的や増設を視野に入れた長期的スパンでのシステム導入を考慮すると、IPカメラの方がアナログカメラよりも効果的でコストパフォーマンスが良い場合もあります。

 

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