鈴木自工の業態
― 鈴木自工の業態を教えてください。
鈴木自工の主な業態は自動車の整備です。
故障や、事故をおこした車の修理が主ですが、コーティングなどのカーメンテナンスも行います。
他にも「車検のコバック」のフランチャイジーとして車検を取り扱っています。
また、新車や中古車に半額で乗れる独自のローンシステムを展開している「ジョイカル」のフランチャイジーとして、国産・輸入自動車の販売も行っています。
現在、千葉の2店舗を含めて9店舗で展開しています。
導入したサービス
― PSDのどのようなサービスを導入されたのですか?
「屋外用赤外線カメラ(昼/夜対応)と、8CHデジタルHDDレコーダーを導入しました。カメラは赤外線LEDが12個のカメラを2台、70個のカメラを3台設置しました。
屋内駐車場には赤外線LEDが12個のカメラを設置しました。
このカメラは赤外線の到達距離が屋内で20メートル、屋外で10メートルです。カメラから車までの距離が近い場合は、赤外線が弱い方が、赤外線反射が少ないので画像が奇麗に映ります。
屋外の駐車場や駐輪場には赤外線LEDが70個のカメラを設置しました。このカメラは赤外線の到達距離が屋内で50メートル、屋外で30メートルあります。
ある程度の高さから10メートル以上の距離があるところまでをカバーしたいときには、暗い場所を映すときに被写体が赤外線の反射で白飛びしないので、画像が綺麗に映ります。
PSDが用途に合ったカメラを提案し、設置をしてくれました。
PSDに決めた理由
― PSDをどのようにして知りましたか?
以前よりPSDと付き合いのあった社員から紹介を受けました。
防犯カメラが必要だという話が出たときに、それならPSDが良いと声が上がったのです。
見積りも取りましたが、こちらの予算内に収まった事も大きな理由です。
カメラを導入してよかった点-①防犯
― なぜ防犯カメラを導入したのですか?
防犯カメラを導入した主な理由は2つあります。
1つは防犯として。もう1つは駐車スペースの管理のためです。
― カメラを導入した、「防犯」の点とはどのようなことですか?
鈴木自工では、修理や車検のためにお客様の大切なお車をお預かりします。
今まで盗難など大きなトラブルはありませんでしたが、防犯に関しては手薄だなと思っていました。
何か事が起こってからでは遅いですからね。防犯カメラの必然性はずっと感じていました。
― カメラを導入して「防犯」面は解決しましたか?
防犯カメラがあると、安心感が全く違います。カメラを設置してから、従業員用の駐車・駐輪場に不審な人物がモニターに映っていたことがあります。
すぐに社員が大声で注意したので、被害を未然に防ぐことができました。従業員用の駐車・駐輪場は社屋の裏手にあるため、死角になりがちな場所です。
もしカメラを設置していなければ発見できなかったので、被害にあっていたかもしれません。また、記録も出来なかったので、犯人に関する情報も得られていなかったでしょう。
お客様の大切なお車を預かるわけですから、盗難やいたずらなどのトラブルは会社にとって致命傷です。
カメラを設置することによって、不審人物がいないかどうかの監視ができます。また、何かあっても、記録が残せますから警察に協力して犯人を特定することもできるようになりました。
カメラを導入してよかった点-②駐車スペースの管理
― 2つ目の駐車スペースの管理というのはどういう事でしょうか?
鈴木自工 江戸川本店にでは駐車スペースが4カ所に分かれています。すべて合わせると約70台が駐車でき、1日に平均30台ほどが出入りします。
車が出て行ったのはわかっても、どこの駐車場から出たのかはわかりませんでした。どこの駐車スペースに何台駐車できるのかが正確に把握できませんでした。
― カメラを導入して、「駐車スペースの管理」の点は解決しましたか?
モニターを一目見るだけで、正確に駐車スペースを把握できるので、的確な指示ができるようになり、作業の効率化が図れるようになりました。
それまで駐車スペースが満車になると、内線でやり取りをして確認していました。しかし、1台くらいなら駐車できるとか、声をかけてから車が出たとか、細かい点や正確さには欠けるところがありました。
また、「記録が残せる」ために、思わぬ効果もありました。
カメラを導入してよかった点-③社内ルールの見直しや徹底
― 記録が残せるために出た効果とは、具体的にどのようなものですか?
鈴木自工では駐車に関して一定のルールを設けています。時々そのルールが守られていないことがあります。
画像の記録を見れば、誰がルールに基づかない駐車をしたのかを突き止められます。人物が特定できれば、理由を聞き、原因を追究できます。
原因が分かれば今後の対策に生かすことができます。こうして社内ルールがさらに徹底されてきました。
当初の問題点は解決しましたが、カメラやモニターを活用すれば、新たな効果が生み出せるのではないかと考えています。
今後考えている新たな効果-①作業効率アップとお客様へのアピール
― 防犯カメラやモニターを活用することによって生まれる新たな効果とは、具体的にはどのようなことですか?
モニターを増やせば2つの効果が生まれるのではないかと思っています。今モニターを見ているのは私と江戸川本店店長の2人が主です。
駐車スペースの管理は私たちが「指示を出す」といった使い方をしています。モニターを従業員が皆見られるようになれば、それぞれが駐車スペースを確認でき、作業効率が上がると思います。
また、お客様もモニターが設置されていることを見れば、「鈴木自工には防犯カメラがあるんだ。防犯について対策をとっているんだな」と安心感を持っていただけるのではないかと思います。
今後考えている新たな効果-②店舗間の連携とコスト削減
― もう1つの防犯カメラやモニターを活用することによって生まれる新たな効果とは、どのようなことですか?
防犯カメラやモニターを活用することによって、他店舗との連携が出来、業務の効率が上がるのではないかと考えています。鈴木自工は現在9店舗で運営しています。江戸川本店は整備工場も備えていますが、受付のみの店舗もあります。
受付を行い、実際の整備は別の店舗で行うのです。その場合、お客様からお預かりしたお車がどのような状況にあるのか、その都度整備工場のある店舗に電話をして確認しています。
カメラで整備工場の工程盤を映し、受付店舗のモニターで見ることができれば、お預かりしたお車が、部品の到着を待っている状態、修理中、修理が終わって受け渡しを待っている状態といったことが一目でわかります。
電話で確認しなくても常に把握できるようになれば、受付店舗もより業務効率が上がります。
また、各店舗間の通信はインターネットで繋がれるので、通信コストもほとんどかからないそうです。
電話やFAXで通信していたものが、インターネット回線でTV会議のような使い方もできれば、コストも削減し、より効率的に連絡が取り合えるのではないかと思っています。
PSDのカメラが適している会社
― PSDのカメラはどのような業態の会社に適していると思われますか?
カメラが「目」になるという点において、工場や倉庫などの広いスペースを持っていて、死角がある業態には必要だと思います。
その都度現場に見に行かなくても、モニターですぐに確認できるという事は、作業を大幅に効率化できます。
インターネット回線で通信も出来、画像や音声を結べるという点においては、多店舗展開している会社にも向くと思います。
TV会議がコストをかけずにできると、店舗間を行ったりきたりする時間の節約にもなると思います。
PSDへの今後の要望や期待
― PSDへの今後の要望や期待はありますか?
PSDの防犯カメラには「防犯」「監視」だけではなく、「管理」という大きな可能性も秘めているように思えます。
鈴木自工が今後発展していくためには、店舗間の連携が大切です。店舗間同士の管理は今後の鈴木自工にとって重要です。
予算的な制約もありますが、コストをかけずに店舗間の連携をとるという課題をクリアするために、防犯カメラの新しい使い方や可能性をご提案いただきたいし、相談にも乗っていただきたいと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。