防犯カメラは単体に録画媒体はなく、基本的にレコーダーと接続しなくては使い物になりません。
またレコーダーならどれでも良いというわけでもなく、防犯カメラ本体との相性も重要です。初めて防犯カメラを選ぶ人にとっては、どれが良いのか分かりにくいと思います。

でも実は防犯カメラ単体で使えるカメラも存在しているのです。

今回はそちらについてお話したいと思います。

<SDカードで使える防犯カメラ>
原則として、防犯カメラとレコーダーはセットで考えておく必要があります。業務用ではカメラの数も1つや2つではなく、何十・何百という台数があるでしょう。それらを管理するにはSDカードや、本体の記録媒体ではスペックが足りません。

またそれぞれに記憶媒体があると、100台稼働させれば100台全てからデータを集めないといけないでしょう。それらを考慮すると、全ての防犯カメラのデータを1つのレコーダーに集約するのは非常に効率的かつ合理的なのです。

しかし、家庭用であれば別に上記に当てはまる必要はありませんよね。
むしろレコーダーなどは設定などに悩んでしまい、持て余してしまうかもしれません。現在ではSDカードによる管理で運用できる防犯カメラも販売されています。

ただし、SDカードの場合は容量が限られるので毎日、あるいは3日に1度程度のペースでデータを回収しなくてはなりません。そのため、複数設置の業務用としては不向きと言えるでしょう。ですが、家庭の防犯用や毎日巡回するアパートなどには最適ではないでしょうか。

設置も簡単ですし、もし難しければ設置のみ業者に任せても良いでしょう。
利便性の意味でも1つから使えるので、個人使用では業務用カメラよりも融通が利きます。どちらが優れているというわけではなく、状況に応じて使い分けることが重要です。

いかがだったでしょうか。
一昔前は防犯カメラというと業務用限定でしたが、近頃は一般的でも導入する人が増えてきています。このような小口で使用できるカメラも、今後普及していくべき製品と言えるのではないでしょうか。